
会場拡大‼台湾文化センター&6校の大学&2つのミニシアターにて開催!
2026年5月から10月まで全10回の連続上映企画「台湾文化センター 台湾映画上映会2026」が開催されることが決定しました。「台湾映画上映会」は、台湾駐日本代表処台湾文化センターが開催する、台湾社会や文化への理解を深め、新しい台湾映画を発見する上映会です。
本上映会は、キュレーターにリム・カーワイを迎えて3年目を迎えます。今回は、日本初上映となる10作品を中心に上映するとともに、新企画として、これまで上映された作品の中から再上映を望む声が多く寄せられた6作品をアンコール上映いたします。
2026年度は、北海道大学中国文化論研究室及び中国現代文学研究者懇話会、大阪大学大学院人文学研究科、京都大学大学院人間・環境学研究科東アジア文明講座、中央大学文学部中国言語文化研究室、慶應義塾大学東アジア研究所、日本映画大学国際交流センターの6校の大学と、ユーロスペース(会場:ユーロライブ)、シネ・ヌーヴォの2つのミニシアターのご協力を得て、台湾文化センターを含め全9会場にて開催します。
上映作品は、ウー・カンレン、ジョセフ・チャン、アリエル・リンら出演の話題作から、初長編監督作品でベルリン国際映画祭・台湾アカデミー賞を席捲した注目作まで。さらに、ワン・トン監督の台湾郷土文学映画、“台湾映画界のゴッドファーザー”リー・シン監督、バイ・ジンルイ監督ら巨匠のリマスター作品も集結。幅広いラインナップとなる全10作品。
また新企画として、チャン・チェンやビビアン・スーが出演した注目作や、幻のデジタル・リマスター作品を含む、これまで上映された作品の中から再上映を望む声が多く寄せられた6作品をアンコール上映します。
「台湾文化センター 台湾映画上映会2025」開催に寄せるコメント
■曾鈐龍 (そ けんりゅう)/台湾駐日本代表処 台湾文化センター長
台湾映画はいま、多様な広がりを見せています。さまざまな背景を持つ作り手たちが、それぞれの視点で社会や記憶と向き合い、新しい表現を生み出しています。
本年の上映会では、日本初上映作品を中心に、新世代の作品をご紹介します。あわせて、台湾ニューシネマの流れを感じられるデジタル・リマスター作品や、アンコール上映も交えながら、台湾映画の現在とこれまでの歩みをお届けします。
また、北海道から関西まで5都市に広がり、大学やミニシアターと連携しながら、より多くの方に台湾映画をお届けできる機会となりました。
この上映会を通して、台湾映画の魅力に触れていただけたら嬉しいです。
■リム・カーワイ(林家威)/『台湾文化センター 台湾映画上映会2026』キュレーター、映画監督
台湾映画上映会のキュレーターを担当してから3年目に入り、台湾映画の著しい変化を肌で体感してきました。題材の多様化や表現の自由の広がりだけでなく、国内興行や国際映画祭での評価においても、以前にも増して成功を収めつつあります。これは台湾政府の助成や民間の映画産業による支援と育成、そして映画文化の浸透の結果だと思います。
今年は10本を選考し、7本はほぼ新人監督による長編デビュー作で、いずれも著名な映画祭で評価された作品です。残る3本は台湾ニューシネマ以前の時代を代表する巨匠たちのデジタル修復版です。このプログラムを通じて、台湾映画の「承先啓後、百花齊放」の現在を感じていただければ幸いです。
≪台湾文化センター 台湾映画上映会2026 概要≫
名称:台湾文化センター 台湾映画上映会2026
期間:2026年5月~10月(全10回)
会場:台湾駐日本代表処 台湾文化センター/北海道大学 学術交流会館小講堂/大阪大学 大阪大学会館講堂/ユーロライブ/京都大学 HORIBAシンポジウムホール/中央大学<多摩キャンパス>3号館3551教室/慶應義塾大学 三田・北館ホール/日本映画大学 大教室/シネ・ヌーヴォ
主催:台湾駐日本代表処 台湾文化センター/Cinema Drifters/大福
共催:北海道大学中国文化論研究室・中国現代文学研究者懇話会/大阪大学大学院人文学研究科/ユーロスペース/京都大学大学院人間・環境学研究科東アジア文明講座/中央大学文学部中国言語文化研究室/慶應義塾大学東アジア研究所/日本映画大学国際交流センター/シネ・ヌーヴォ
宣伝デザイン:100KG
台湾駐日本代表処 台湾文化センター 公式サイト:https://jp.taiwan.culture.tw
≪参加無料、事前申し込み制≫
各回の申し込みは、Peatixにて先着順にて受付。
≪Peatix≫ https://taiwanculture.peatix.com/
※Peatixにて、各回7日前の昼12:00より先着順にて受付。
※シネ・ヌーヴォのチケットについては、劇場HPにて取り扱いいたします。Peatixではお申込みができません。
※本上映会について会場となっている大学、ユーロライブ、シネ・ヌーヴォへのお問合せはお控えください。
※ゲスト・イベント内容は予告なく変更となる場合がございます。ご了承ください。
≪上映作品一覧≫(全10作品)
『海をみつめる日』『あの写真の私たち』『うなぎ』『小さな町の恋 デジタル・リマスター版』『今夜は帰らない デジタル・リマスター版』『宵闇の火花』『夜明けの前に』『甘露水』『深く静かな場所へ』『荒野の夢』
≪アンコール上映/作品一覧≫(全6作品)
『余燼』『タイペイ、アイラブユー』『燃えるダブルス魂』『夫殺し デジタル・リマスター版』『猟師兄弟』『金魚の記憶』
≪上映会スケジュール≫

※全作品、日本語字幕付きでの上映
『海をみつめる日』
1983年/100分/台湾 原題:看海的日子(台語版)/英題:A Flower in the Raining Night (Taiwanese-language Version)
監督: ワン・トン(王童)
出演:ルー・シャオフェン(陸小芬)/ マー・ルーフォン(馬如風)/ スー・ミンミン(蘇明明)/ イン・イン(英英)
©️Taiwan Film and Audiovisual Institute. All rights reserved.
◆1983金馬奨 最優秀主演女優賞/最優秀助演女優賞
◆1983金馬奨 最優秀作品賞/最優秀脚色賞 ノミネート ※台湾語版での上映
白梅は幼い頃に養父に妓楼に売られた。未来への希望を失い日々を過ごす中、かつての妹分が母となり、しあわせに暮らす姿に憧れを抱き、自分も誠実で気立てのよい客を見つけ、子どもを産み母になることを決意する。
ワン・トン監督による初の台湾郷土題材作品で、同名小説の作家・黄春明が自ら脚本を担当。『本日公休』でスクリーンにカムバックしたルー・シャオフェンが、金馬奨最優秀主演女優賞を受賞した記念すべき作品。また本作は、台湾における郷土文学の映画化ブームのきっかけともなった。原作は「黄春明選集 溺死した老猫」(西田勝編訳、法政大学出版局)に「海を訪ねる日」のタイトルで収められており、日本語で読むことができる。原作者の黄春明の作品の映画化では、侯孝賢監督の『坊やの人形』や葉金勝監督の『さよなら、再見』等がある。
『あの写真の私たち』
2025年/126分/台湾 原題:那張照片裡的我們/英題:The Photo from 1977
監督:フィル・タン(湯昇榮)/フランク・チェン (鄭乃方)
出演:ムーン・リー(李沐)/ジニョン(振永)/エディソン・ソン(宋柏緯)
©️2025 GrX Studio Co., Ltd. All Rights Reserved.
◆2025金馬映画祭 正式出品
1970年代、中壢。街では選挙の応援の声が響き渡り、社会は激しく動いていた。写真館の娘・賢英のそばには、いつも幼馴染の弘国がいた。しかし彼女の心を惹きつけたのは、救国団の招きで台湾に来た韓国のテコンドーコーチだった。やがて県長選挙を巡り、激しい抗議活動が起き、彼らもその嵐に巻き込まれていく…。
Netflixシリーズ「模仿犯」や、ドラマ「悪との距離」「茶金 ゴールドリーフ」など、数多くの大ヒット作を手がけてきたプロデューサーのフィル・タンと、新鋭監督フランク・チェンが共同監督した。韓国版『あの頃、君を追いかけた』(邦題:『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』)主演のジニョンが台湾映画初出演した話題作。物語は「中壢事件」を背景に展開し、「茶金 ゴールドリーフ」制作チームが参加し、精緻でリアルなVFXによって過去の街並みや出来事を再現している。
『うなぎ』
2024年/103分/台湾 原題:河鰻/英題:EEL
監督: チュウ・ジュンタン(朱駿騰)
出演:デヴィン・パン(潘綱大)/ クー・ミンシュン(柯泯薰)/ パン・チンユー(潘親御)/ チェン・ジーシア(陳季霞)
©️Static Film & Visual Art Production Co., Ltd.
◆2025台北映画賞 最優秀美術設計賞
◆2025ティラナ国際映画祭 最優秀デビュー長編映画賞
◆2025コルカタ国際映画祭Asia Selectコンペティション部門
◆2025ルッカ映画祭 長編公式コンペティション部門
◆2025ゴールウェイ国際映画祭 インターナショナル・フィルム・コンペティション
◆2025ベルリン国際映画祭「パースペクティヴ」コンペティション部門
◆2025香港国際映画祭 コンペティション部門
◆2025台北映画賞 最優秀主演男優賞/最優秀撮影賞/最優秀音楽賞/最優秀衣装デザイン賞/最優秀音響デザイン賞 ノミネート
◆2025ケンブリッジ映画祭Otherwise部門
台北の街中に浮かぶ孤島。ゴミ焼却場で働く阿亮は、かつて何よりも逃げ出したかったこの島に戻ってくる。ある日、川に漂う謎めいた女性に出会う。つかみどころのない彼女との生活は、彼の心の奥に潜む孤独に火を灯していく。時間も記憶も霧のように消えていく孤島で、二人は少しずつ互いに隠してきた傷や物語を明かしていく─
現代アートシーンで活躍しているチュウ・ジュンタン監督は、長編デビュー作となる本作で、台湾初のベルリン国際映画祭「パースペクティヴ」コンペティション部門に選出された。シンガーソングライターのクー・ミンシュンの出演も話題。舞台となった社子島は、台北の基隆河と淡水河が交差する場所に位置する砂州。
『小さな町の恋 デジタル・リマスター版』
1979年/95分/台湾 原題:小城故事(數位修復版)/英題:The Story of a Small Town (Restored)
監督: リー・シン(李行)
出演:ジョアン・リン(林鳳嬌)/ ケニー・ビー(鍾鎮濤)/ ツイ・フーシェン(崔福生)
©️Taiwan Film and Audiovisual Institute. All rights reserved.
◆1979金馬奨 最優秀作品賞/最優秀主演女優賞/最優秀原作脚本賞/最優秀子役賞
◆1979金馬奨 助演男優賞/監督賞/撮影賞/美術デザイン賞/映画オリジナル音楽賞/録音賞 ノミネート
仮釈放された文雄は、刑務所で知り合った木彫り職人の元に弟子入りする。実直な性格が認められ、師匠の娘・阿秀とも心を通わせるが、文雄の元恋人が彼を追いかけてきたことで、師匠の怒りを買ってしまう。そして刑務所で一緒だったならず者が押しかけてきて、阿秀に暴行を働こうする!そこに文雄が現れて…
※客家語版での上映
『養鴨人家』(65)をはじめ、金馬奨最優秀監督賞を3回受賞している、”台湾映画のゴッドファーザー”リー・シン監督による、ラブストーリー。リー・シン監督は健康写実映画、恋愛映画、台湾の叙事詩的映画のブームをリードする存在で、台湾映画に深く影響を及ぼし、台湾映画史において重要な存在となっている。
『今夜は帰らない デジタル・リマスター版』
1969年/104分/台湾 原題:今天不回家(數位修復版)/英題:Accidental Trio (Restored)
監督: バイ・ジンルイ(白景瑞)
出演:ジェン・チェン(甄珍)/ レイ・ミン(雷鳴)/ ウー・ジアチー(武家麒)/ ニウ・ファンユー(鈕方雨)
©️Taiwan Film and Audiovisual Institute. All rights reserved.
◆1969アジア太平洋映画祭 最優秀脚本賞
◆2025年 高雄映画祭
◆2025年 サンディエゴ・アジアン映画祭
台北のあるアパートの三つの家で、今夜それぞれ家に帰らない人物がいる。父親に反発して飛び出した受験生。妻に別れを告げ、元恋人のもとに向かう男。子供たちと献身的な妻との生活に息苦しさを感じ、残業と偽って帰らない男。長い一夜の中で、三つの物語はときに交差する。夜明けまでに彼らは家に帰るのか、帰らないのか─
バイ・ジンルイ監督は、イタリアで映画制作を学び、近代的な映像技術を台湾に持ち込んだ先駆者である。日本ではオムニバス映画『大輪廻』(83)等で知られていたが、近年そのスタイリッシュで、現代的な美的センスで再注目されている。本作では多線的な語りを用いて、独特の社会派リアリズム喜劇を生み出した。登場人物たちはモダンな空間を行き来し、華麗で変化に富んだカメラワークのもと、複雑な奥行きと緻密な美術配置によって深い空間感覚が築かれている。
『宵闇の火花』
2024年/78分/台湾 原題:愛作歹/英題:Silent Sparks
監督: チュウ・ピン(朱平)
出演:ホアン・グァンジー(黃冠智)/ シー・ミンシュアイ(施名帥)/ ファン・ルイジュン(范瑞君)/ ジェン・ジーウェイ(鄭志偉)
©️pts
配給:ショートレッグフィルム
◆2025ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品/テディ賞最優秀作品賞ノミネート
◆2025台北映画祭 台北映画賞 最優秀主演男優賞 ノミネート
◆2025台湾テレビ金鐘奨 ドラマ番組賞〈テレビ映画部門〉ノミネート
裏社会で生きる、実直な性格の青年・匏仔。彼の心には、刑務所で共に過ごした先輩・咪幾がいた。再会を心待ちにしていたが、出所した咪幾から思いがけず冷たくあしらわれてしまう。行き場のない思いは、いっそう抑えがたいものになっていき…。
社会の闇に埋もれた人間の感情と欲望を浮かび上がらせる、クィア・ノワール。チュウ・ピン 監督の初長編デビュー作で、ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品され、テディ賞最優秀作品賞にノミネートされた。ホアン・グァンジー(『娼生』)、シー・ミンシュアイ(『本日公休』)の出演も話題。
『夜明けの前に』
2025年/113分/台湾 原題:南方時光/英題:Before the Bright Day
監督: ツァオ・シーハン(曹仕翰)
出演:チェン・シュエンリー(陳玄力)/ ウー・カンレン(吳慷仁)/ メイ・スン(孫淑媚)/ ホアン・ディーヤン(黃迪揚)
©️百景映画股份有限公司
◆2025年 金馬奨 最優秀監督賞/最優秀美術設計賞/最優秀衣装デザイン賞 ノミネート
◆2025年 高雄映画祭 クロージング作品
◆2025年サン・セバスティアン国際映画祭 新人監督部門
1996年。台湾では初の総統直接選挙を目前に控え、台湾海峡ミサイル危機が国を覆い、経済も揺れ動いていた。15歳の小洲は、不穏な空気が漂う家から逃れ、ビリヤード場に自分の居場所を見つける。不良仲間とつるみ、教師に反発し、優等生のクラスメイトに恋をする。そんな日々の中で、小洲は少しずつ大人へと近づいていく。
ツァオ・シーハン監督の長編デビュー作。『藍色夏恋』のイー・ツーイェン(易智言)監督がプロデューサーを務めた。
≪ドキュメンタリー映画≫
『甘露水』
2025年/142分/台湾 原題:甘露水/英題:Daughter of Nectar
監督: リン・ジュンニー(林君昵) /ホアン・バンチュエン(黃邦銓)
©️2024 Kiki Kunio Production All Right Reserved
◆2025年 金馬奨 最優秀ドキュメンタリー賞/最優秀オリジナル映画音楽賞 ノミネート
台湾美術史における伝説的存在である彫刻家・黄土水。代表作の裸婦像「甘露水」は、台湾の国宝である。二人の監督は、黄土水の日本留学時代の足跡をたどり、戦後「甘露水」を所蔵していた台中の張家を訪ねる。美しい16mm映像で「甘露水」の軌跡をたどりながら、現代に連なる時代の変遷を静かに映し出す。
台湾美術界を代表する芸術家の黄土水(1895-1930)は、台湾出身者初の東京美術学校留学生で、2024年に東京藝術大学にて特別展が開催された。
代表作の《甘露水》は1921年の第3回帝展(現在の日展)入選作。1958年以降行方不明となっていたが2021年に奇跡的に見つかった。長年同作品を保管して来た医師・張鴻標氏の家族が同作品を国家に返還し、現在は国立台湾美術館が収蔵している。2023年2月には国宝に指定された。共同監督を務めた黄監督、林監督共に、本作が長編初監督作品となる。
『深く静かな場所へ』
2025年/108分/台湾 原題:深度安靜/英題:Deep Quiet Room
監督: シェン・コシャン(沈可尚)
出演:ジョセフ・チャン(張孝全)/ アリエル・リン(林依晨)/ チン・シーチェ(金士傑)/ ディン・ニン(丁寧)
©️風起娛樂
◆2025金馬奨 最優秀主演男優賞/最優秀主演女優賞/最優秀助演男優賞/最優秀新人監督賞/最優秀脚色賞/最優秀撮影賞/最優秀美術設計賞 ノミネート
◆2025平遥国際映画祭 最優秀作品賞/最優秀男優賞
図書館で出会ったふたりは恋に落ち、やがて結婚する。妊娠をきっかけに、これまで抱えてきたプレッシャーや家族にまつわる影が徐々に浮かび上がり、二人の関係にも変化が生じていく。それには、足の不自由な義父との同居が関係しているようで…。
抑圧された日常の中で見過ごされてきた沈黙の暗部へと鋭く迫る、野心作。ドキュメンタリー映画監督として25年のキャリアを持つシェン・コシャン監督による、初の長編劇映画作品。金馬奨主要7部門にノミネートされた。
≪ドキュメンタリー映画≫
『荒野の夢』
2025年/103分/台湾 原題:我在荒野做了一場夢/英題:Seven Ages of A Man
監督: シェン・コシャン(沈可尚)
©️Activator Co., Ltd. & 7th Day Film Co., Ltd.
◆2026パリ台湾映画祭
探検家の徐仁修は、50年にわたり荒野や熱帯雨林を歩き続け、カメラと文章を通して自然の壮大さと脆弱さを記録してきた。しかし年を重ね、自身に残された”時間”と向き合うことになる。そして彼は自ら「最後の探検」と呼ぶ旅へと向かう。目的地はアマゾン。自然と生命哲学を横断するドキュメンタリーの旅がはじまる─
ドキュメンタリー映画監督として25年のキャリアを持つシェン・コシャン監督最新作。シェン監督の『築巣人 A Rolling Stone』は、山形国際ドキュメンタリー映画祭2015にて上映された。
≪アンコール上映≫作品解説
『余燼』
2024年/162分/台湾 原題:餘燼/英題:The Embers
監督:チョン・モンホン(鍾孟宏)
出演:チャン・チェン(張震)、モー・ズーイー(莫子儀)、ティファニー・シュー(許瑋甯)、チン・シーチェ(金士傑)
©️本地風光電影
◆金馬奨2024主演男優賞、助演男優賞、美術賞、衣裳デザイン&メイク賞、オリジナル音楽賞2006年、台北市内で起きた刺殺事件をきっかけに、過去と現代が交差し、台湾現代史の悲劇と共に壮大な復讐計画が浮かび上がる。
『ひとつの太陽』『瀑布』のチョン・モンホン監督が、白色テロを題材に、国家、歴史が絡む壮大なサスペンスに挑んだ問題作。チャン・チェン、モー・ズーイー(『親愛なる君へ』)は、本作で金馬奨主演・助演男優賞にノミネートされた。 『ひとつの太陽』『瀑布』にも出演したティファニー・シュー、リウ・グァンティン、チェン・イーウェンのほか、名優チン・シーチェ、マー・ジーシアン(『セデック・バレ』)や、『イケメン友達』(第20回大阪アジアン映画祭)で金馬奨主演男優賞を受賞したチャン・ジーヨンが脇を固めた。
『タイペイ、アイラブユー』
2023年/115分/台湾 原題:愛情城事/英題:Tales of Taipei
監督:イン・チェンハオ(殷振豪)/リウ・チュエンフイ(劉權慧)/シュー・チェンチエ(許承傑)/チャン・ジーアン(張吉安)/ノリス・ウォン(黃綺琳)/パオ・チョニン・ドルジ(巴沃邱寧多傑)/ラシド・ハミ(哈希德阿米)/レミー・ホアン(黃婕妤)/リー・シンジエ(李心潔)
出演:チャン・チェン (張震)、チェン・シューファン(陳淑芳)、カリーナ・ラム(林嘉欣)、サミー・チェン(鄭秀文)、シエ・ペイルー(謝沛如)
©️Kurouma Studios
◆金馬奨2023クロージング作品
台北の街を新聞配達員がバイクで駆け巡り、10章の物語が綴られていく。孤独な人々の心と、さまざまな形の愛が映し出されていく。
『君が最後の初恋』『正港署』のイン・チェンハオ、『私のプリンス・エドワード』『作詞家志望』ノリス・ウォン、『お坊さまと鉄砲』パオ・チョニン・ドルジ、『夕霧花園』で阿部寛と共演したリー・シンジエ等、台湾、香港、マレーシア、ブータン、フランスなどの監督たちによるオムニバス映画。時代、年齢、性別、国籍、さらに生と死を超えた、さまざまな愛の形が描かれる感動ストーリー。
『燃えるダブルス魂』
2024年/105分/台湾 原題:乒乓男孩/英題:Doubles Match
監督:ホン・ボーハオ(洪伯豪)
出演:ビビアン・スー(徐若瑄)、レクセン・チェン(鄭人碩)、シー・ミンシュアイ(施名帥)、ポン・ユーカイ(彭裕愷)
©️Rise Pictures Co., Ltd.
◆台北電影節2024オープニング作品
◆シュリンゲル国際映画祭2024
かつて天下無敵の最強ダブルスペアになることを誓い合ったふたりが、選手権大会でライバルとして対峙することになり…。
『老大人』で温かな人間模様を描いたホン・ボーハオ監督が、本作では熱血スポーツ映画という新たな題材に挑戦した。実際に卓球選手でもあるポン・ユーカイとリー・シンウェイ(李星緯)は、卓越した技術と優れた演技を披露。ライバルでもあり友人でもある二人の姿が観る者の胸を打つ。さらにビビアン・スー、レクセン・チェン、シー・ミンシュアイ(『本日公休』)等、豪華キャストが加わり、熱いラリーが繰り広げられる。
『夫殺し デジタル・リマスター版』
1984年/102分/台湾 原題:殺夫 數位修復版/英題:The Woman of Wrath (Restored)
監督:ソン・ジュアンシャン(曾壯祥)
出演:パイ・イン(白鷹)、パット・ハー(夏文汐)、チェン・シューファン(陳淑芳)
©️1984 Tomson Films Co., Ltd. / © 2023 Taiwan Film and Audiovisual Institute. All rights reserved.
◆ロッテルダム国際映画祭1995
◆ウディネ・ファーイースト映画祭2024
深夜に母親が食べ物と引き換えに体を売る姿を目撃した少女。成長し、残酷な結婚生活の中で、彼女の精神は追い詰められていき…。
世界15カ国で翻訳された現代台湾フェミニズム文学の最高傑作として知られる、リー・アン(李昂)の小説「殺夫」(1983年)の映画化。リー・アンの初期作品に見られる台湾の郷土への関心を受け継ぎつつ、性、飢え、権力関係に対する鋭い洞察が描き出されている。ソン・ジュアンシャンが監督を務め、脚本はウー・ニェンチェン(呉念真)が担当した。デジタル・リマスター版として41年ぶりにスクリーンに蘇った。
『猟師兄弟』
2024年/109分/台湾 原題:獵人兄弟/英題:Hunter Brothers
監督:スー・ホンエン(蘇弘恩)
出演:シュー・イーファン(徐詣帆)、マー・ジーシアン(馬志翔)、リン・チンタイ(林慶台)、エイミー・シュ(許靈勻)
©️Phbah Film Production Ltd.
◆高雄映画祭2024クロージング作品
◆ハワイ国際映画祭2024
父と狩りに行った山で起きた事故が、タロコ族の兄弟の運命を大きく変えた─。兄弟の生き様から、伝統と文明の対立が描かれていく。
『セデック・バレ』(2011)のシュー・イーファン、マー・ジーシアン、リン・チンタイが再び共演した話題作。監督は自身のタロコ族の祖父の日常を追ったドキュメンタリー映画『靈山』の蘇弘恩。本作では、現代に生きる原住民族の葛藤と、家族の物語を深く描き出した。
『金魚の記憶』
2023年/117分/台湾 原題:(真)新的一天/英題:Fish Memories

監督:チェン・ホンイー(陳宏一)/『台北セブンラブ(原題:相愛的七種設計)』等
出演:リー・ミンジョン(李銘忠)、ハンク・ワン(王碩瀚)、ホン・チアン(虹茜)、チウ・ズーユー(邱志宇)
©️紅色制作所 Red Society Films
◆2023台湾金馬奨 最優秀撮影賞受賞
『台北セブンラブ』のチェン・ホンイー監督の最新作。2024年3月に台湾で劇場公開され、早くも映画評論家や映画ファンたちの間で「チェン監督の最高傑作」と話題になっている。長年、チェン監督とタッグを組み、中華圏の商業映画でも活躍しているカメラマンのユー・ジンピン(余靜萍)は、本作で女性では初の金馬奨最優秀撮影賞を受賞した。
水槽の中で揺らめく金魚。若いカップルと中年の男。パラレルワールドの中で、彼らの人生が交差し絡み合っていく。しかし不条理で放蕩な日々は、一瞬の出来事により一変する。人生の不条理と都会の虚無をスタイリッシュな映像美とサスペンスフルな語りで描いた話題作!
台湾駐日本代表処 台湾文化センター公式HP:https://jp.taiwan.culture.tw
