
家族の愛を渇望する御曹司・楊子翔と周囲に愛されて育った聴覚障害を持つ青年・姜紹朋。御曹司に仕える優秀な秘書・成豊桀と天然な不良青年・王信家。彼らが様々な障害や格差を乗り越えて、織りなす愛が感動的な台湾ドラマ『看見愛(カンジエンアイ)~See Your Love』。
4月に開催された来日イベント<看見愛 See Your Love FANMEETING in TOKYO>も大盛況だった5人のメインキャストたちにインタビューしました。
全3回でお送りするインタビュー第1弾は、姜紹朋役のジン・ユン(金雲)さん&楊子翔役のライデン・リン(林宇)さんの、メインCP(カップリング)となる“姜楊CP”からスタートです。

「日本のファンはみんな可愛くて礼儀正しい」ジン・ユン
Q:4月12日に行われた来日イベント<看見愛 See Your Love FANMEETING in TOKYO>はとても盛り上がっていましたね。
ライデン・リン(以下、ライデン):イベントが終わったあと、東京のファンの皆さんが思っていた以上に控えめだと感じて、僕はどちらかというと外向的な性格なので、そのギャップが印象的でした。でもそれは、ファンの皆さんが僕たちに迷惑をかけないようにと気を遣ってくれているからだと思うと、すごく胸がキューッとなりました。
ジン・ユン:イベントができてとても嬉しかったです。5人全員での活動は初めてだったので、自分たちの魅力を発揮できる場面が多く、いろいろな楽しみ方ができて本当に楽しかったです。
Q:日本のファンと交流してみていかがでしたか?
ライデン:イベント中、ファンの皆さんの熱い気持ちがひしひしと伝わってきましたが、それを必死に抑えようとしているのも伝わってきて、とても可愛く感じました。同時に僕は、「自分があまりにテンション高くしていると、みんなを驚かせてしまうかもしれない」と思い、少し自制しようと心がけました。
ジン・ユン:日本のファンはみんな可愛くて礼儀正しいなと感じました。ファンの方と直接対面した場面では、みんな自分の持ち時間が過ぎてしまっていないかを気にしながら接してくれていたのが印象的でした。
Q:東京滞在中、プライベートで一番印象に残ったことは?
ライデン:みんな知ってると思うけど、僕はローソンが大好きです! それ以外にも、仲間たちと一緒に東京の街を歩きながら美味しいものを探したり、街並みを楽しんだりするのが本当に楽しかったです。日本の街はどこも絵になるし、写真を撮るのにもぴったり。あと、帰国直前の空港でもラーメンを食べましたよ。ちょっと味が濃くてむくむかもしれないけど、美味しいものは絶対に逃したくなくて!
ジン・ユン:今回、日本のメディアの取材日があったのですが、日本の記者さんたちがとても礼儀正しくて、ずっとお辞儀をしてくるので、僕もお辞儀を返して、お互いにずっとお辞儀し合っていました(笑)。

「『silent』の目黒蓮さんが演じたキャラクターを参考にした」ジン・ユン
Q:それでは『看見愛(カンジエンアイ)~See Your Love』についてお聞きします。初めて脚本を読んだときの感想を教えてください。
ライデン:手話や聴覚障害を題材にしているのが、BLドラマとしては珍しいし惹かれました。「これはただの恋愛ではなく、言葉を超えた愛を描いている」と感じ、ぜひ楊子翔をやりたいと思いました。なので、オーディションも全力で準備しました。
ジン・ユン:姜紹朋というキャラクターはすごく守ってあげたくなるような存在で、特別な魅力を感じました。手話の要素もあって、この役をもっと深く立体的に演じたいという気持ちが強く湧きました。
Q:ライデンさんは孤独な御曹司の楊子翔を、ジン・ユンさんは心優しい姜紹朋を演じましたが、自分が演じたキャラクターに、特に共感できた部分は?
ライデン:楊子翔は世界で一番孤独な存在だと感じました。多くを持っているように見えて、本当にほしい「愛されること」が得られない。家族や信じていた人に受け入れてもらえず、自分の夢を追うこともできない。その姿に強く共鳴しました。
ジン・ユン:姜紹朋が家族に対して自分の感情を素直に出せないところが、僕自身とすごく似ているなと感じました。僕も家では自分の気持ちをあまり表現するタイプではないので。
Q:カップリングとなったお二人の共演はいかがでしたか?
ライデン:ジン・ユンとは劇中でもプライベートでも、自然な関係を築けたのがよかったです。無理せず心地よくいられる関係でした。
ジン・ユン:ライデンは一緒に演技をしていてとても安心感がありました。彼は常に全力で、いつも全神経を集中させていて、その姿勢が僕にとって安心できて、安定した気持ちになれました。
Q:お互いから見た、相手が演じた役と本人の共通点や違う点は?
ライデン:ジン・ユンは、自分では「静かで内向的」と言っているのですが、彼が演じた姜紹朋と少し似ていると思います。ただ、違う点は感情の表現方法ですね。姜紹朋は衝動的で自分を傷つけてしまうような行動に出るけど、ジン・ユンはちゃんとコミュニケーションを取るタイプ。そこが一番違うと思います。
ジン・ユン:ライデンと楊子翔は、ほぼ100%似ていると思います。
Q:愛を表現するシーンの演技は難しかったですか? 演技の参考にしたものはありますか?
ライデン:ベッドシーンの撮影はとても緊張しました。初めてだったので、体作りも含めて一生懸命準備したのですが、あまりに力が入りすぎて、それは逆効果だったかもしれません。自然体でいる方が魅力が伝わると気づいて、リラックスすることを心がけました。演技の面では、映画『君の名前で僕を呼んで』を参考にしました。お互いに理解しきれない部分がありながらも惹かれ合う関係性が、楊子翔と似ていると感じ、役作りの助けになりましたね。
ジン・ユン:僕が参考にしたのは、日本のドラマ『silent』の目黒蓮さんが演じた聴覚障害のあるキャラクターです。それと、映画『コーダ あいのうた』も参考にしました。
Q:ご自身にとって相手はどんな存在ですか?
ライデン:僕にとってジン・ユンは、昔の自分を思い出させてくれる人。純粋さや情熱を彼から感じて、自分も忘れかけていたものを思い出しました。だからこそ、守ってあげたいと思う存在です。
ジン・ユン:ライデンは、時には子犬みたいで世話を焼いてあげたくなるし、時にはお兄さんのように僕のことを気遣ってくれる。すごくギャップが大きい人です。
Q:では、いま相手に伝えたい言葉は?
ライデン:ジン・ユンに伝えたいのは、「いまのままで十分素晴らしいよ。いまあるものを思い切り楽しんでほしい。きみは本当によくやってるよ。誇りに思う」。
ジン・ユン:ライデンに言いたいのは、「もう十分頑張ってるよ。そんなに自分を追い込まなくてもいい。少し肩の力を抜いても大丈夫。きみはすでにすごく素敵だよ」。
Q:このドラマの出演を通して、自分自身の恋愛観に変化や影響はありましたか?
ライデン:自分をもっと表現し、受け入れる勇気をもらえたと思います。
ジン・ユン:もっと勇敢になれた気がします。
Q:もし、今回来日した5人が『看見愛』の続編で再共演できるとしたら、どんな物語にしたいですか?
ライデン:楊子翔と彼の家族との和解をもっと深掘りしたいですね。恋人として姜紹朋と一緒にいるけれど、家族とはまだしっかり向き合えていない。その部分を描いて、最終的には父親から心から祝福されるシーンができたら嬉しいです。
ジン・ユン:楊子翔のお父さんや従兄弟の話をもっと深掘りして、さらにドロドロの展開にしてみたいです(笑)。
Q:『看見愛』は自分にとってどんな作品になりましたか?
ライデン:主演として初めて挑んだ作品で、準備から撮影、プロモーションまで全力を注ぎました。人生のターニングポイントであり、絶対に忘れない大切な作品です。
ジン・ユン:とても感情に正直な作品です。僕は撮影中の一瞬一瞬を本当に素直な気持ちで受け止めて、演じて、表現していました。画面に映る姜紹朋は、飾らない、本当の僕自身が投影されていたと思います。

「『君の名は。』が大好きでRADWIMPSもよく聴きます」ライデン
Q:さて、ここからはご自身のことをお聞きしますね。いま「お金では買えないけれどほしいもの」は何ですか?
ライデン:仕事の不安を消してくれる道具があったらいいな。僕はまだ成功していない分、どうしても焦ってしまう。でも、その焦りがあるから頑張れるとも思っています。とはいえ、たまにはその不安から解放されたいですね。
ジン・ユン:「時間」と「経験」だと思います。俳優には様々な人生経験が必要ですが、いまの僕の年齢ではまだ経験していないことも多いので、これからもっと経験を積み重ねていきたいです。
Q:尊敬・憧れ・目標としている俳優やアーティストは?
ライデン:僕の憧れはイー・ヤンチェンシー(易烊千璽)さん。アイドルから俳優へ転身し、実力で証明し多彩な姿を見せ続けているところを本当に尊敬しています。僕もそうなりたいと思っています。
ジン・ユン:韓国ドラマ『おつかれさま』で中年期のヤン・グァンシクを演じたパク・ヘジュンさん。役柄のギャップがとても印象的で、演技もとてもリアルでした。僕の目標とする俳優です。
Q:今後、挑戦してみたい役柄や作品ジャンルはありますか?
ライデン:個人的にはもっとダークで狂気的な役や、悪役に挑戦してみたい。心理描写の深い役を演じてみたいです。でも、どんな役でも受け入れて演じることが俳優の仕事だと思っています。
ジン・ユン:冷酷な殺人犯の役や、サスペンス・探偵ものに挑戦してみたいです。
Q:台北で一番好きな場所とそこでの過ごし方を教えてください。
ライデン:カフェです。そこで友達とおしゃべりしたり、役作りしたり、資料を書いたり、写真を編集したり、マネージャーと打ち合わせしたり、人間観察したりして…カフェは僕にとっての宇宙船のような存在です。
ジン・ユン:僕が一番好きな場所は自宅です。ほとんどベッドでゴロゴロして過ごしています(笑)。
Q:いま、あなたの「推し」や「推し活」は何ですか?
ライデン:ずっと、新海誠監督の作品が好きです。特に『君の名は。』が大好きで、RADWIMPSの音楽もよく聴いていますよ。まだRADWIMPSのライブには行ったことがないので、いつか必ず行くのが、夢のひとつです。
ジン・ユン:韓国のガールズグループ・aespaを推しています。もうすぐカムバックするということで、本当に楽しみです!毎回新しいコンセプトで魅せてくれるので、今回はどんな音楽とパフォーマンスを見せてくれるのか、期待が高まっています。ビジュアルもパフォーマンス力も抜群なメンバーばかりなので、カムバック当日は絶対チェックします!
Q:それでは最後に、今後の活動予定を教えてください。
ライデン:『看見愛』関連のイベントが続いたし、僕のバースデーイベントもありました。たくさんの応援、よろしくお願いします!
ジン・ユン:まずは学業を終えること。演技の授業で自分を磨きながら、もっと多くの人生経験を積んで、いろいろな役に挑戦していきたいです。俳優という存在として、これからも努力を続けていきます!
ジン・ユン(金雲)& ライデン・リン(林宇)コメント動画もぜひご覧ください!
インタビュー・テキスト・撮影(動画&写真):CulTame com(カルタメコム)編集部
協力:Rakuten TV、ビデオマーケット、山形里香
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☆インタビューの感想などもお待ちしています

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【『看見愛(カンジエンアイ)〜See Your Love』作品情報】
■あらすじ
富豪の三代目として生まれ、台湾にビジネスのためにやってきた楊子翔は、厳格な父と優秀な兄のプレッシャーが大きく孤独だが、唯一、秘書の成豊桀にだけ心を許している。ある日突然、街で暴漢に襲われた楊子翔は、助けてくれた青年・姜紹朋を雇い、自分の面倒を看させることに。家族に愛されて育った姜紹朋は、かつて事故で聴覚を失い就職に苦労していたため、楊子翔を疑いつつも、家族を心配させまいと仕事を引き受ける。一方、成豊桀は、偶然出会った王信家に楊子翔と間違えられるが、彼が楊子翔を殺そうとしているのを知り、そのまま楊子翔になりすました。翌朝、酔って記憶のない王信家は、隣に寝ている成豊桀を見て驚き…。
■スタッフ・キャスト
監督:ジアン・ビンチェン、アニタ・ソン
チーフプロデューサー:アニタ・ソン
プロデューサー・脚本:リン・ペイユー
出演:ジン・ユン(金雲)、ライデン・リン(林宇)、リン・ジアヨウ(林家佑)、エドウィン・リン(林詠傑)、ナット・チェン(陳柏文)
原題:看見愛(2024年・台湾)25分×13話
©2024 “See Your Love” Partners All Rights Reserved.
■「Rakuten TV」「ビデオマーケット」にて配信中!
Rakuten TV https://tv.rakuten.co.jp/content/490870/
ビデオマーケット https://www.videomarket.jp/title/41503J
■『看見愛』最新情報は公式Xでチェック!
https://x.com/seeyourlove_ofc
ジン・ユン(金雲)Instagramアカウント @actor_ky
ライデン・リン(林宇)Instagramアカウント @rain_walking