
韓国観客動員数4週連統第1位!アジアを震撼させた歴史的な事件の裏側を壮大なスケールで描く
極限サスペンス・エンターテイメント映画『ハルビン』が7月4日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開中。
6月27日には、新宿ピカデリーでジャパンプレミアが開催された。舞台挨拶には、韓国からウ・ミンホ監督と主演のヒョンビン、そして日本から伊藤博文役を演じたリリー・フランキーが登壇し、作品に対する熱い想いや撮影の裏話が語られた。


ウ・ミンホ監督は「この映画は日帝時代の大韓義軍の物語です。日本での公開は非常に意味深い。観てくださった皆さんがどのように感じてくださるのか」と語り、観客の反応に期待をにじませていた。
主演のヒョンビンは「この映画は歴史的事件を題材にしています。日本の皆さんに届けられることは感慨深い。少し緊張していますが、観てくださった皆さんがどう感じるかが楽しみです」と話し、リリー・フランキーは「お互いの国でこの映画が上映されること自体が平和の象徴のよう」と国境を越えて映画が届けられる喜びを伝えた。


ヒョンビンは出演を決めた理由として、「アン・ジュングンの英雄像だけでなく、人間的な感情を、映画を通して表現したいと思った」と語り、監督の誠実な姿勢に心を動かされたことも明かした。またリリー・フランキーも「脚本を読んで非常に興味を持ちましたし、ウ・ミンホ監督の大ファンだったので。こんなオファーを受けたら断らない」と出演の経緯を語った。


韓国での撮影にひとりで参加したリリー・フランキーはヒョンビンとの心温まるエピソードも披露。韓国俳優に囲まれての食事の席で、ヒョンビンが隣に座り、テーブルの下でそっと手に触れて「リリー、Are you OK?」と気遣ってくれたという。リリー・フランキーが「あなたたち、そんなことされてごらんなさいよ!」と話し、会場が大きな笑いに包まれると、ヒョンビンも「リリー・フランキーさんの大ファンだったので、ちょっと下心がありました」とユーモアを交えて応じた。


最後には、3人がお互いを讃え合う場面も。
リリー・フランキーが「ヒョンビンはすごいナイスガイだし、監督は才能に溢れた人なので、また一緒にいろんな仕事をしていきたい」と語ると、ヒョンビンは「私たちが来日し、ジャパンプレミアをする上で大きな役割を果たしてくださったのがリリー・フランキーさん。韓国の舞台挨拶にも来てくださり、もし日本で舞台挨拶があるときには一緒に行きましょうと約束していたんです。今日、その約束を果たすことができました」と感謝を伝えた。
さらに監督は「ヒョンビンはアン・ジュングンが憑依したかのような姿を見せてくれたし、リリーさんは役の伊藤博文以上の存在感を見せてくれました」と称賛。
リリーが「素晴らしいチームと才能に囲まれて、本当に幸せな現場でした」と締めくくった。

取材・テキスト:CulTame com(カルタメコム)編集部
写真提供:K-PLAZA

『ハルビン』 全国公開中
<ストーリー>
1909年10月、アン・ジュングン(安重根)と同志たちは伊博文を追ってある使命を果たすため中国・ハルビンへ向かった。そしてハルビン駅に銃声が鳴りといた…。
1908年、咸鏡北道(ハムギョンブクト)シナ山で、安重根アン・ジュングン(ヒョンビン)率いる大韓義軍は劣勢にもかかわらず勇敢に戦い、日本軍に勝利を収める。万国公法に従って戦争捕虜たちを解放すると主張するアン・ジュングンに対し、イ・チャンソプ(イ・ドンウク)は激しく反論。結局、自らの兵を率いてその場を去ってしまう。その後、逃した捕虜たちから情報を得た日本軍の急襲を受け、部下たちを失ってしまったアン・ジュングンは、なんとかロシア・クラスキノの隠れ家に帰り着く。しかし、彼を迎えた同志たちの視線は厳しかった。1909年10月、日本の政治家である伊藤博文(リリ
・フランキー)が大連からハルビンに向かうとの情報を得たアン・ジュングン。祖国の独立を踏みにじる「年老いた狼」を抹殺することこそが、亡くなった同志たちのために自分ができることだと確信した彼は、ウ・ドクスン(パク・ジョンミン)、キム・サンピン(チョ・ウジン)とともに大連行きの列車に乗るが、日本軍に察知されてしまう一
<作品概要>
製作:HIVE MEDIA CORP 『ソウルの春』
監督:ウ・ミンホ(『KCIA 南山の部長たち』『インサイダーズ/内部者たち』)
脚本:キム・キョンチャン、ウ・ミンホ
撮影:ホン・ギョンピョ『パラサイト 半地下の家族』『ベイビー・ブローカー』
出演:
ヒョンビン「愛の不時着」『コンフィデンシャル:国際共助捜査』
パク・ジョンミン『密輸 1970』
チョ・ウジン『インサイダーズ/内部者たち』
チョン・ヨビン「ヴィンチェンツォ」
パク・フン『ソウルの春』
ユ・ジェミョン「梨泰院クラス」
イ・ドンウク「トッケビ ~君がくれた愛しい日々~」
リリー・フランキー『万引き家族』
チョン・ウソン(特別出演)『ソウルの春』
2024年/韓国/114分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/映倫G/字幕翻訳:根本理恵
原題/하얼빈 HARBIN
韓国公開日 2024年12月24日
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提供:KADOKAWA Kプラス MOVIE WALKER PRESS KOREA
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス
公式サイト harbin-movie.jp
公式X https://x.com/harbin_movie