6月13日公開の韓国映画『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』の舞台挨拶付きプレミア上映会が、6月6日（木）、TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催された。
本作は、他人の目を気にせず自由奔放に生きるジェヒと、秘密を抱えて孤独に生きるフンスという正反対の2人が出会い、同居したことから始まる、自分らしい生き方を見つける物語。韓国では、“韓国のゴールデングローブ賞”とも称される第61回百想芸術大賞 映画部門で作品賞を含む５部門でノミネートされた注目作。
イベントには、主演のキム・ゴウン、ノ・サンヒョン、そしてイ・オニ監督が登壇。さらに、作品に深く心を動かされたという俳優・上白石萌音がMCとして登場し、映画への熱い想いとともにキャストとのトークで会場を盛り上げた。
観客からの拍手に迎えられ、キム・ゴウン、ノ・サンヒョン、イ・オニ監督がステージに登場。
キム・ゴウンは「また日本で自分の出演作をご紹介できることを光栄に思います」と挨拶。ノ・サンヒョンは自身のスマートフォンにメモを用意！日本語で「こんばんは。初めまして。フンス役のノ・サンヒョンです」と丁寧に自己紹介した。
出演の決め手について聞かれると、撮影の2年半前には脚本を読んだというキム・ゴウンは「その場に座ったまま一気に読んでしまったんです。こんなに楽しい、面白い作品があるならぜひ早く作ってほしいと思いました」と当時の印象を語り、「制作まで時間がかかりましたが、それだけ大切で貴重な作品です」と振り返った。
ノ・サンヒョンは、台本に強く惹かれたとしつつ、「このお二人が一緒に映画を作るという話は聞いていたので、お二人と一緒に仕事ができるというのも出演の決め手となりました」と、二人への信頼をにじませた。
「ご自身の20代は？」という質問に、キム・ゴウンは「大学生活を真面目に送っていました」と答え、「ジェヒほどは遊べなかったので、代理満足させてもらいました。この作品の中にはたくさんのクラブのシーンが出てくるんです。その中では盛り上がってわいわい騒いで遊びまくっています」と笑いを誘った。
ノ・サンヒョンは、「多様な経験をした時期でした。アメリカに長い間住んでいて、アイデンティティに悩むこともあり、フンスの混乱ぶりを少し理解できたような気がします」と語った。
また、イ・オニ監督は「失敗を恐れながら過ごしていた20代でした。ジェヒとフンスを通して、心残りだった20代をもう一度取り戻したいという気持ちでこの映画を作りました」と、作品に込めた想いを明かした。
「お気に入りのシーンは？」という質問には、キム・ゴウンが「最後にジェヒとフンスが登場するシーンがあるのですが、そのシーンを観たら“この映画を観てよかった”と思ってもらえるはず」とコメント。ノ・サンヒョンは「中盤の喧嘩のシーンが印象深い。親友という2人の関係性を表していると思います」と振り返った。そしてイ・オニ監督は「エンディングのあとに、さらにもう一つのエンディングがあります。ぜひ最後まで席を立たずにご覧いただきたいです」と観客へメッセージを送った。
するとMCの上白石萌音は「映画が始まって最初のシーンから一番最後のカットまで本当に最高なので、皆さん楽しんでください。すいません、ファンです」と熱い想いを語り、会場には和やかな笑いが広がった。
イベントの最後には、イ・オニ監督が「この映画をご自身の人生とどんなふうにつなげて観ていただけるのか、楽しみです。楽しんでご覧ください」と語り、ノ・サンヒョンは「心が温かくなる1日になれば嬉しいです。ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた。そしてキム・ゴウンは「皆さんがどんなふうに観てくださるのか、すごくワクワクしていて楽しみです。何も考えず、気楽に楽しんでください」と笑顔で締めくくった。
取材・撮影（動画）・テキスト：CulTame com（カルタメコム）編集部
写真提供：韓流Mpost
『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』
2024 年／韓国映画／韓国語／原題：대도시의 사랑법（英題：Love in the Big City）／1時間58分／カラー／1.85:1／5.1ch／字幕翻訳：本⽥恵⼦
原作：⼩説『⼤都会の愛し⽅』 より「ジェヒ」（パク・サンヨン著、オ・ヨンア訳／亜紀書房）
監督：イ・オニ
出演：キム・ゴウン、ノ・サンヒョン
提供：KDDI 配給：⽇活／KDDI
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#映画ラブイン
6月13日(金) 全国ロードショー