【イベントレポ】『2025 中国ドキュメンタリー映画祭 in Japan』開幕! 完成披露開幕式に竹内亮監督、MEGUMI、小島瑠璃子が登壇 ― 日中をつなぐ映像の力を語る

11月6日、中華人民共和国大使館(東京都港区)にて『2025 中国ドキュメンタリー映画祭 in Japan』の完成披露開幕式が行われた。
同映画祭は、2024年にミニシアターでの公開ながら大ヒットを記録したドキュメンタリー映画『再会長江』の竹内亮監督が率いるワノユメ配給により、11月7日から角川シネマ有楽町で開催される。中国で数々の映画賞を受賞したドキュメンタリー5作品を厳選上映し、アジア初となる“中国ドキュメンタリー映画祭”として注目を集めている。

開幕式には竹内監督のほか、映画祭アンバサダーを務めるMEGUMI、スペシャルゲストの小島瑠璃子が登壇。中国映画界の現状や作品に込めた思いについて語り合った。

竹内監督は「日本の多くの人が10年以上前の中国の印象で止まっている。イメージを変えたいが、口で言っても伝わらない。リアルなドキュメンタリーの映像で見せるしかない」と、映画を通じた理解の必要性を語った。

また、自身も映画やドラマのプロデューサーであるMEGUMIはアンバサダーを引き受けた理由について、「映画の大きな使命の一つとして、国境を超えた合作がある」とし、「中国と日本がお互いの国を知り、一緒に作品を作っていくのは本来あるべき姿。ぜひこの機会に応援できたら」と、日中合作の可能性にも期待を寄せた。

その後、映画祭の幕開けを告げる除幕式が行われ、会場からは大きな拍手が起こった。

この日、竹内監督の最新作『名無しの子』の完成披露試写会も実施。中国残留孤児の80年にわたる人生を見つめた作品で、会場には実際の残留孤児の方たちも来場した。監督は「小さい頃にニュースとして見ていた中国残留孤児の問題は、実はまだ解決していなかった。40年前に帰国しても、まだ終わっていない物語がある」と語り、作品に込めた想いをにじませた。

また、前作『再会長江』でナレーションを務めて以来交流があるという小島瑠璃子がスペシャルゲストとして登壇し、竹内監督との中国でのエピソードを披露。今後の活動について「バラエティはもちろん、文字を書くお仕事にも挑戦したい」と意欲を見せていた。

文化のリアルを伝える『中国ドキュメンタリー映画祭』は、11月7日(金)より角川シネマ有楽町にて開催される。

取材・撮影・テキスト:CulTame com(カルタメコム)編集部

竹内亮(たけうち・りょう)監督プロフィール
1978年生まれ、千葉県出身。中国・南京在住。
ドキュメンタリー監督・番組プロデューサーとして、多くの映像を制作。テレビ東京「ガイアの夜明け」「未来世紀ジパング」、NHK「世界遺産」「長江 天と地の大紀行」などを制作。日本に住む中国人、中国に住む日本人に密善し、中国・日本の大手メディア・海外メディアなど 200社以上に取り上げられ、世界中で大きな反響となった。2021年 Newsweekの「世界が尊敬する日本人100」に選出。2022年自者「華僑 中国を第二の故郷にした日本人」を角川書店より発表。2023年、Weiboの微博红人书(インフルエンサーアワード)で、4つの賞を受賞。「2022年度 最も商業価値の高いインフルエンサー」「2022年度 トップ動画クリエイター100」等に選ばれる。
文化人として中国の人気トーク番組・人気ネット番組にも頻繁に出演するなど、中国で絶大な人気を博す中国在住日本人の一人である。

『2025 中国ドキュメンタリー映画祭 In Japan』
主催:中華人民共和国駐日本国大使館 株式会社ワノユメ
協力:中国ドキュメンタリー番組網
配給:ワノユメ
©2025『中国ドキュメンタリー映画祭 in Japan』組織委員会/ワノユメ

オフィシャルH P:https://www.wanoyume.com/jp/china-documentaryfilm-festival
オフィシャルX:https://x.com/daoyan_takeuchi

11月7日(金) 〜11月20 日(木)角川シネマ有楽町にて開催

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