
2024年にミニシアターでの公開ながらも大ヒットしたドキュメンタリー映画『再会長江』を手掛けた、竹内亮監督が率いるワノユメ配給にて、『2025中国ドキュメンタリー映画祭 In Japan』を開催することが決定!中国で多数の映画賞を受賞した選りすぐりのドキュメンタリー作品5本が、日本に上陸!さらに映画祭アンバサダーにMEGUMI を迎え、中国ドキュメンタリー映画祭としてアジア初開催いたします!
リアルすぎる中国が、ここにある。
2025年中国ドキュメンタリー映画祭 In Japan
本映画祭の実行委員委員長を務めるのは、2024年にミニシアターでの公開しながらも大ヒットを記録したドキュメンタリー映画『再会長江』を手掛けた竹内亮。竹内亮監督は、個人及び関連の総SNS フォロワー数は約1000 万人を超え、中国全土でナンバー1のインフルエンサー(Weibo 旅行関連※)として活躍し、リアルな中国を映し続ける日本人で、日々、中国全土に向けて情報を発信し続けています。そんな竹内監督の“ありのままの今の中国”を届けたいという想いのもと、映画祭を実現するに至りました。
長江の源流の最初の一滴を目指す6300キロの旅を通して、テレビでは伝えない中国激動の10年を描いたドキュメンタリー映画『再会長江』では、第28回中国ドキュメンタリー長編映画ベストテン選出、第12 回中国ドキュメンタリー・アカデミー賞にてノミネートされ、中国全土で旋風を巻き起こしました。
今回の映画祭では、選りすぐりの5本が上映され、竹内監督自身の新作で中国残留孤児を描いたドキュメンタリー映画『名無しの子』も上映が決定。山崎豊子の小説『大地の子』以来、残留孤児をテーマにした新たな必見の名作が誕生しました。第二次世界大戦末期に、中国・旧満州で何万人もの幼い子供が現地に取り残され、国籍を失い、“名無しの子”となりました。運命に翻弄され続ける中国残留孤児を2 年に渡り撮影、涙を止めることができない渾身の一作となりました。
さらに、貧しい家庭に生まれ毎日ケンカばかりの問題児たちが、元野球中国代表の孫監監督のもと、野球を通して協調を学び成長していく『出稼ぎ野球少年』、武漢の路上で14年間屋台を営み障害のある息子の医療費を支える70歳の王爺さんと、職務と人情の間で葛藤する胡隊長の想いを描く『武漢の嵐』、香港映画界が生み出した数々のアクション作品を支えたスタントマンと、彼らが活躍した年代を振り返る『カンフースタントマン』、親世代の結婚観との違いに悩みながらも、「結婚はオプション。幸せはマスト」と自らの道を歩む北京のエリート女性たちの生き様を描く『北京女子婚活戦争』といったバラエティに富んだ傑作の5 本が勢揃い!「ありのままの中国」が見られる『2025 年中国ドキュメンタリー映画祭In Japan』を、是非、お楽しみください!
さらに、映画祭のアンバサダーを務めるのは、俳優、タレントとして活躍し、様々なエンタテイメントシーンに欠かせない存在として注目されているMEGUMI。プロデューサーとしても国際交流イベント「JAPAN NIGHT」のファウンダーとして活動するMEGUMI が、映画祭を盛り上げます!!さらに、日中で活躍する審査員として、池上達則(NHK エンタープライズ国際部部長)、菅野誠(ドキュメンタリーディレクター)、富坂聰(拓殖大学教授、ノンフィクション作家)、崔雋(フジテレビ国際取材部デスク)、李姉妹(中国人YouTuber、チャンネル登録者約38万人)が決定、さらにスペシャルゲストとしてタレントの小島瑠璃子も参加が決定しました!
★アンバサダー:MEGUMI

プロフィール
1981 年生まれ、岡山県出身。女優。プロデューサー。映画『ひとよ』『台風家族』(19)への出演で第62回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞。主な出演作に、『余命十年』(22)、『愛にイナズマ』(23)、『劇場版それでも俺は、妻としたい』(25)、ドラマ「インフォーマ」(KTV)、「季節のない街」(Disny+)、「ホットスポット」(NTV)など。公開待機作に、『港のひかり』(2025年11月14日公開)、企画/プロデュースとして参加する『FUJIKO』(2026 年)などがある。
コメント
このたび、中国ドキュメンタリー映画祭のアンバサダーを務めさせていただきます、MEGUMIです。映し出される作品には、ニュースや報道では伝わらない日常の姿があり、笑いも涙も、どの国の人にとっても共通するものだと感じています。
映画祭の魅力は、互いの社会や文化を知り合い、理解を深めるきっかけとなること。
国や地域を越えて、映像を通じて心を通わせること――
今回の映画祭を通じて、中国の方々の作品に触れながら、次は日本の映画や表現も同じように中国の皆さんに届けたいと思っています。
★実行委員会 委員長/『名無しの子』監督:竹内亮

コメント
なぜ中国ドキュメンタリー?
昨年、私の監督作品『再会長江』が日本で上映され、連日満員となりました。そのとき、私は強く感じましたーー。「中国の“今”をドキュメンタリーを通して知りたいと思っている人が、こんなにもいるのか」と。中国には、優れたドキュメンタリー映画が数多く存在します。しかし、世界の多くの人々はそれをまだ知りません。私は中国在住の日本人監督として、その魅力を日本の皆さんにもっと届けたい。そう考え、今回の映画祭を企画しました。生成AI によって、どんな映像も手軽に作れる時代だからこそ、地道な長期取材の末に生まれるドキュメンタリー映画の価値が、いっそう際立っていると感じています。テレビでは見ることのできない「中国人が撮った等身大の中国」を、ぜひスクリーンで体感してください。皆さんとともに、その深さと面白さを堪能できることを楽しみにしています。
プロフィール
監督:竹内亮
1978年 千葉県生まれ、主に日中で活動する日本人ドキュメンタリー監督。
2005年ディレクターとしてメディア業界に進む。テレビ東京『ガイアの夜明け』『未来世纪ジパング』、NHK『長江 天と地の大紀行』などを制作。2013年に中国人の妻と共に中国・南京市へ移住し、番組制作会社「ワノユメ株式会社」を設立。2015年に『我住在这里的理由』の番組制作を開始。これまで200人以上の日本に住む中国人、中国に住む日本人に密着し、中国大手動画サイトbilibili やYouTube では4年間で再生回数6億回を突破。2020年から新型コロナウイルスに関するドキュメンタリー《南京抗疫现场》《好久不⻅,武汉》《后疫情时代》などを次づき制作し、日中両国で大きな注目を集めた。2021年にはNewsweek の「世界が尊敬する日本人100」に選出。2022 年著書《架僑 中国を第二の故郷にした日本人》を角川書店より出版。2023年ネット上で公開された長編ドキュメンタリー《再会長江》が第1回嵩山国際自然「ヒューマンドキュメンタリー映画フォーラム」にて優秀シリーズ長編作品に選出。2024年劇場で公開された《再会長江》は北京国際映画祭で上映作品として選出。2024年 第21回映画チャンネルメディア注目部門にて、メディア最注目のドキュメンタリー映画《再会長江》劇場版が日本文芸映画ランキング第1位を獲得。2024年《再会⻓江》が第37回中国の映画祭金鶏賞で最優秀ドキュメンタリー/科学教育映画賞にノミネート。
◆ 総SNS フォロワー数は1000 万人を突破
◆ 2021年 Newsweek誌の「世界が尊敬する日本人100」に選出
◆ 2021年 江蘇省人民対外友好協会より「江蘇省友好親善大使」に選ばれる
◆ 2023年 中国外文局主催の第一回蘭花賞にて「友好使者賞」を受賞。
◆ 2024年 第37回中国映画祭 金鶏奨にて最優秀ドキュメンタリー/科学教育部門にノミネート
◆ 2025年 第30回上海テレビ祭「白玉蘭賞」ドキュメンタリー部門審査委員を務める
★審査員
(五十音順)
池上達則(NHK エンタープライズ国際部部長)
NHK エンタープライズ国際部部長。中国中央電視台や北京テレビとの国際共同制作で「空旅中国」「紫禁城シリーズ」「中国秘境 謎の民」「シャンシャンに会いたい」などドキュメンタリーや紀行番組を制作。
菅野誠(ドキュメンタリーディレクター)
テレビ番組のディレクター。アートや科学をテーマにしたドキュメンタリーを手掛る。『BS 歴史館』(NHKBSP)、『J-TECH』(NHKWORLD)『城から消えたダ・ヴィンチ「糸巻きの聖母」の数奇な旅』(NHK総合)
富坂聰(拓殖大学教授、ノンフィクション作家)
拓殖大学海外事情研究所教授。1964 年愛知県生まれ。1984年、北京に留学。北京大学中文系を中退し帰国。
「週刊ポスト」、「週刊文春」をへて独立。1994年、「龍の伝人たち」で小学館国際ノンフィクション大賞優秀作を受賞。2014 年から現職。
崔雋(フジテレビ国際取材部デスク)
中国杭州市出身,フジテレビが新卒で採用した最初の外国人留学生。報道局財務省、農水省、経産省記者などを経て現在国際取材部デスク。ドキュメンタリーを愛し、ドキュメンタリーの国際共同制作経験あり。
李姉妹(中国人YouTuber、チャンネル登録者約38 万人)
日本在住の中国人姉妹YouTuber。「李姉妹ch」で中国語や中国の文化、トレンド情報などについて発信中。チャンネル登録者約38万人。
★スペシャルゲスト

小島瑠璃子
1993年12月23日生まれ、千葉県出身。2009年、「第34回ホリプロタレントスカウトキャラバン」で グランプリを受賞。その後バラエティ番組、情報番組、スポーツ番組などを中心に活躍。2023年に中国へ留学することを自身のSNS で発表した。
★上映作品一覧
■『名無しの子』 ※竹内亮監督最新作!!!

監督:竹内亮
(2025年製作/110分/中国/原題:『无名之子』)
©『中国ドキュメンタリー映画祭In Japan』組織委員会/ワノユメ
中国語しか話せない日本人、中国残留孤児。彼らは答えのない問いを抱えたまま、80年が過ぎた。
「我是日本人还是中国人?」ーー私は日本人なのか、それとも中国人なのか。
1945年、第二次世界大戦末期。当時の国策により中国・旧満州に暮らしていた150万人の日本人庶民をソ連軍が襲撃。銃弾が飛び交う中、何万人もの幼い子供が現地に取り残され、国籍を失い、“名無しの子”となった。そんな孤児たちを、貧しい暮らしにも関わらず自分の子供のように育てた中国の養父母たち―。本作は、日本と中国を往来し、残留孤児とその家族を含む三世代・100人を徹底取材。1990年代に帰国を果たすも日本社会に溶け込めず、自殺未遂に追い込まれた一世、日本と中国の双方で差別を受け、その抵抗手段として準暴力団「チャイニーズドラゴン」を立ち上げた二世、日中ハーフのルーツを隠し、友達にすら本当の自分を打ち明けられない三世。——あれから80年。今もなお運命に翻弄され続ける中国残留孤児たちを、『再会長江』の竹内亮監督が2年にわたり撮影。彼らは言う——「私たちの戦争はまだ終わっていない」。中国の心と日本の心を繋ぐ、魂震わす感動のドキュメンタリー。
■『カンフースタントマン』

監督:魏君子(ウェイ・ジュンツー)
(2021年製作/92分/中国/原題:⻰虎武师)
©『中国ドキュメンタリー映画祭In Japan』組織委員会/ACME Image(BeiJing)Film Cultural Co.,Ltd
香港映画界が生み出した数々のアクション作品を支えたスタントマンと、彼らが活躍した年代を振り返るドキュメンタリー。1970年代から90年代にかけて、数多くのアクション映画を生み出し、世界中に大きな影響を与えた香港映画。膨大な作品群を支えたのは、危険なシーンにも命を顧みず、華麗かつ危険なアクションの代役を務めた武師(スタントマン)たちの存在があった。サモ・ハン、ブルース・リャン、ユエン・ウーピン、ドニー・イェン、ツイ・ハーク、エリック・ツァン、アンドリュー・ラウら香港映画人や実際に活躍した武師たちの証言。さらに映画の本編シーンや貴重なメイキングなど膨大なアーカイブ映像を交えて、香港映画界のスタントやアクションの歴史をひも解き、世界最高峰のアクションを生み出すことができた香港映画の光と影に迫っていく。
北京国際映画祭 第29回大学生映画祭『ドキュメンタリー・アニメーション・戯曲』 優秀作品賞
第7回シルクロード国際映画祭 『特別推薦作品』部門入選
第18回中国(広州)国際ドキュメンタリー映画祭 『金紅棉』国際ドキュメンタリー優秀作品部門優秀長編ドキュメンタリー賞
■『出稼ぎ野球少年』

監督:許慧晶(シュ・フイジン)
(2020年製作/108分/中国/原題:棒!少年)
©『中国ドキュメンタリー映画祭In Japan』組織委員会/IQIYI
経済的に貧しい家庭に生まれた子どもたち。未来が見えない彼らの前に、元野球中国代表の孫監督が現れた。彼は自らの家を売り払い、北京にグラウンドと宿舎をつくり、少年たちを迎え入れ、チーム「強棒」を結成した。
毎日ケンカばかりの問題児たちが、野球を通して協調を学び、成長していく。
やがてチームはアメリカ遠征を果たすほどに力をつけるが、資金は底をつき始める。果たして、少年たちの運命は。。。
第34回中国電影金鶏賞 最優秀科学教育映画賞 ノミネート
第14回FIRST青年映画祭 コンペティション部門 最優秀長編ドキュメンタリー賞
第18 回中国(広州)国際ドキュメンタリー映画祭 『金紅棉』国際ドキュメンタリー優秀作品部門 優秀長編ドキュメンタリー賞ノミネート
■『武漢の嵐』

監督:陳為軍(チェン・ウェイジュン)
(2019年製作/103分/中国/原題:城市梦)
©『中国ドキュメンタリー映画祭In Japan』組織委員会/Sage Culture Media Co., Ltd.
70歳の王爺さんは、武漢の路上で14年間屋台を営み、障害のある息子の医療費と孫娘の学費を支えてきた。しかし、都市計画により路上販売が禁止に。都市管理官の胡隊長は法令に基づき違法屋台の撤去を進めるが、王爺さんは道路に寝転がるなど激しく抵抗する。職務と人情の間で葛藤する胡隊長の想いと王爺さんの必死の訴えが交錯し、やがて予想外の結末を迎える。
2019年TIFF 正式出品作品/2019年NYD映画祭 審査員大賞/2019年トロント映画祭 正式出品作品
2020 ブラジル映画祭 正式出品作品/2020 スペイン映画祭 正式出品作品/2020 ロシア映画祭 正式出品作品
■『北京女子婚活戦争』

監督:董雪瑩(ドン・シュエイン)
(2021年製作/97分/中国/原題:炼爱)
©『中国ドキュメンタリー映画祭In Japan』組織委員会/United Entertainment Partners
中国の婚活市場で今、「三高」の女性が敬遠される傾向にある。「三高」とは、〈高学歴・高収入・高年齢〉を指す。外資系企業の部長で年収1500万円の李さん(32歳)は、お見合いパーティで「『三高』は職場では評価されるのに、婚活市場では敬遠されてしまう」と憤る。IT企業経営者で年収1億円の王さん(35歳)は、「男性は私の成功を恐れる」と嘆く。2024年には大学新入生の男女比率が男性39%対女性61%となり、「三高」女性の予備軍がさらに増加する見込みだ。親世代の結婚観との違いに悩みながらも、「結婚はオプション。幸せはマスト」と自らの道を歩む北京のエリート女性たちの生き様を描く。
第35回中国映画金鶏賞 最優秀ドキュメンタリー作品ノミネート/第24回上海国際映画祭 正式出品作品
第11回北京国際映画祭 正式出品作品/英国華語映画祭 影響力賞/第2回西湖ドキュメンタリー大会 優秀提案賞
山一国際女性映画祭 『走る怪物』特別賞/Shape of Life International Film Festival 最優秀監督賞
『2025 中国ドキュメンタリー映画祭 In Japan』
主催:株式会社ワノユメ
協力:中国ドキュメンタリー番組網
配給:ワノユメ
©2025『中国ドキュメンタリー映画祭In Japan』組織委員会
11月7日(金)〜11月20日(金)角川シネマ有楽町にて開催!