第21回大阪アジアン映画祭万博イヤーは夏開催!8月29日(金)〜9月7日(日)

<特別上映>「アジア映画傑作選」開催決定&
<芳泉文化財団協賛企画>「映像研究助成」「映像研究表彰」上映作品発表!

この度、2025年8月29日(金)から9月7日(日)まで「第21回大阪アジアン映画祭」を開催いたします。大阪アジアン映画祭は、「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマに、アジア映画最新作のコンペティション部門をはじめ、注目の長・短編を選りすぐった特別注視部門、新進気鋭監督の野心作を集めたインディ・フォーラム部門、その他の特集企画・部門など、多彩なプログラムでアジア映画の魅力を紹介します。

今年度は、いつもの春3月ではなく、2025大阪・関西万博の会期に合わせた、初めての夏開催となります。大阪にとっての特別な年を盛り上げるべく、大阪が誇る国指定重要文化財の大阪市中央公会堂にて、「アジア映画傑作選〜映画で巡るインド・モンゴル・ベトナム〜」と題した特別上映(入場無料)の開催も決定しました。

上映作品には、インドの大スター、シャー・ルク・カーン主演のド迫力アクション大作『パターン/PATHAAN』(2023)、モンゴルの都会の女の子のキュートでポップな成長物語『セールス・ガールの考現学』(2021)、ベトナムの民族楽器の響きにのせて二人の孤独な青年の出会いを描く感動作『ソン・ランの響き』(2018)という、バラエティに富んだアジアの傑作3作品を揃えました。

また、フレッシュな才能に出会える機会として注目を集める芳泉文化財団協賛企画<映像研究助成><映像研究表彰>の上映作品も決定! 世界初上映3作品を含む計7作品を大阪中之島美術館1Fホールにて無料上映いたします。

毎回、チケット発売後に即完売する上映が続出するなど全国の映画ファンや国内外の映画関係者からの熱視線を集める大阪アジアン映画祭。第21回大阪アジアン映画祭のオープニング作品、クロージング作品、そしてメイン部門のラインナップは7月中旬より順次、発表いたします。どうぞご期待ください。

≪映画祭概要≫
名称:第21回大阪アジアン映画祭(Osaka Asian Film Festival EXPO 2025 – OAFF 2026)

会期:2025年8月29日(金)〜9月7日(日) (10日間)
上映会場:ABCホール、テアトル梅田、T・ジョイ梅田、大阪中之島美術館、大阪市中央公会堂
公式ウェブサイト https://oaff.jp    
公式Instagram @osakaasianfilmfestival    
公式X @oaffpress

主催:大阪映像文化振興事業実行委員会(大阪市、一般社団法人大阪アジアン映画祭、大阪商工会議所、公益財団法人大阪観光局、
朝日放送テレビ株式会社、生活衛生同業組合大阪興行協会、株式会社メディアプラス)

部門・プログラム(各部門のラインナップや上映スケジュール等詳細は7月末に発表予定)
■オープニング上映
■クロージング上映
■コンペティション部門  日本初上映以上となるアジア映画(日本映画を含む)およびアジアと深い関係を有する映画を上映します。審査委員により、「グランプリ(最優秀作品賞)」や「来るべき才能賞」等が選定されます。
■特別注視部門  まだポピュラーにはなっていなくても、今年、特に注視しておきたい潮流、才能を厳選してピックアップし、お届けします。
■インディ・フォーラム部門  気鋭の監督による斬新で挑戦的な作品を上映します。
■その他(特集企画・特別招待作品部門等)  アジアの華やかな話題作を上映します。

<特別上映>アジア映画傑作選〜映画で巡るインド・モンゴル・ベトナム〜
2025大阪・関西万博開催を記念したアジア諸国・地域との連携を深める取り組みとして、大阪市が誇る国指定重要文化財の大阪市中央公会堂にて、インド、モンゴル、ベトナムの人気映画を特別上映します。入場無料。

◎上映日:2025年9月6日(土)
◎ 会場: 大阪市中央公会堂大集会室(大阪市北区中之島1-1-27)
◎開始時刻・上映作品
11:00 「セールス・ガールの考現学」(123分)
14:30 「パターン/PATHAAN」(146分)
18:20 「ソン・ランの響き」(102分)
◎入場無料・全席自由
◎申し込み方法:(オンライン)teketにて受付
「セールス・ガールの考現学」https://teket.jp/7707/52966
「パターン/PATHAAN」https://teket.jp/7707/52971
「ソン・ランの響き」https://teket.jp/7707/52972

*事前お申し込みなしでも空席がある限り、ご鑑賞いただけます。
*開場は開始時刻の30分前より、事前お申し込みの方からQRコードチケットの整理番号順にご入場いただきます。
*やむをえない理由により、プログラムの変更などの可能性もあります。

◎協力:在大阪・神戸インド総領事館/在大阪モンゴル国総領事館/在大阪ベトナム社会主義共和国総領事館・在関西ベトナム人協会・CAY TRE ベトナム語学校

上映作品

インド  
パターン/PATHAAN

PATHAAN/インド/2023年/146分 配給:ツイン
監督:シッダールト・アーナンド
出演:シャー・ルク・カーン、ディーピカー・パードゥコーン、ジョン・エイブラハム
パキスタンの将軍カーディルはインド攻撃を計画し、未知の集団Xを率いるジムに接触を図る。ジムはかつて、インドの諜報機関RAWに所属するエージェントだったが、政府に裏切られて妻を殺され、自らも九死に一生を得たのだった。一方、RAWのベテランエージェント・パターンは元エージェントたちを集めJOCRという内部組織を立ち上げていた。インド大統領暗殺の情報を掴んだパターンは、ジムたちの計画の真の狙いを知り母国を救うために動き出す。インドの大スター、シャー・ルク・カーンの4年ぶりの主演作となった本作は、公開するやいなや“キング・カーン”の復活を待っていたファンに熱狂的に迎えられ、世界中で大ヒットを記録した。

モンゴル 
セールス・ガールの考現学

Sales Girl [Khudaldagchohin]/モンゴル/2021年/123分 配給:ザジフィルムズ
監督:センゲドルジ・ジャンチブドルジ
出演:バヤルツェツェグ・バヤルジャルガル、エンフトール・オィドブジャムツ
大学で原子力工学を学ぶサロールは、怪我をしたクラスメイトから彼女が働けない間の代理にとアダルトグッズショップのアルバイトの話を持ちかけられる。オーナーは、高級フラットに独りで暮らす謎の中年女性カティア。売上金を届けに行くうちに二人の間に不思議な友情が芽生えるが、ある出来事からサロールはカティアに不信感を抱く……。本作で映画デビューを果たした主演のバヤルツェツェグ・バヤルジャルガルは2022年第17回大阪アジアン映画祭にて薬師真珠賞を受賞。都会に住む少女が、店にやってくるいろいろな人々と出会って成長する姿を描く、これまでのモンゴル映画のイメージを覆した軽やかでキュートな物語。

(c)2021 SengedorjTushee, Nomadia Pictures

ベトナム 
ソン・ランの響き

Song Lang/ベトナム/2018年/102分 配給:パンドラ
監督・脚本:レオン・レ
出演:リエン・ビン・ファット、アイザック(365daband)
1980年代のサイゴン(現・ホーチミン)。借金の取立て屋をしているユンは、ある日、カイルオンの劇場へ“仕事”に向かう。「払えない」という団長に暴力をふるい舞台衣装を燃やそうとするが、劇団のスター、リン・フンが止めに入る。翌日、舞台を観に行ったユンは、リン・フンの美貌と歌声に魅せられる。住む世界の違う二人だったが、あるきっかけから互いの来し方を話すうちに距離を縮めていく。カイルオンの伴奏者をしてい父親のソン・ランをユンが奏で、リン・フンが歌う。リン・フンはユンの思いに触れ、カイルオンの道に戻ることを勧めるのだが……。本作でデビューを飾った主演のリエン・ビン・ファットは第31回東京国際映画祭ジェムストーン賞を受賞。

c 2019 Studio68

芳泉文化財団協賛企画
<映像研究助成><映像研究表彰>
大阪を拠点に、大学院における映像研究への助成事業を続ける芳泉文化財団。2024年度助成4作品に加え、学部生の卒業映画を対象にした表彰で受賞した3作品を大阪中之島美術館1Fホール(大阪市北区中之島4-3-1)で上映します。

◎上映日・上映作品
9/1(月) <映像研究表彰> 3作品+トーク
9/2(火) <映像研究助成> 4作品
(上映時刻は7月末以降に映画祭公式ウェブサイトで発表)
◎入場無料・全席自由・事前申し込み不要
*やむをえない理由により、プログラムの変更などの可能性もあります。

上映作品
芳泉文化財団協賛企画<映像研究助成>  4作品

よみ芝居
Fools on Fire/日本/137分/2025年
監督:戴雨林
ある廃工場で、70歳の男が15歳の自分と出会う。華人風俗の九龍街、貧民街、火祭りの街など、次々と異なる風景へと変貌し、記憶と幻想が入り混じった舞台へと化していく。

シラサギの旅  世界初上映
Journey of the Egret/日本/40分/2025年
監督:揚礼平
変化のない日々を送る会社員の凛と夢を追う中国人画家の不亮。奇妙な共同生活の中で、少しずつ凛の気持ちに変化が起きていくが、不亮もまた大きな決断をする事になる。

(c) 張曜元

祝日  日本初上映
Selection/日本・中国/23分/2025年
監督:張曜元
中国から日本に来たばかりの内気なヤンヤンは少年サッカーの選考会に参加するが、言葉の違いから他の子たちと衝突する。父の支えで奮闘するも落選。気落ちする父子を待っていたのは……。

心の願い  世界初上映
The Wish/日本・中国/39分/2025年
監督:弓沢林
呉亮は病気の父の薬を取りに行くが、コロナ規制で配送が遅れて受け取れない。服薬量を半分にするが、病状は悪化。回復を祈る呉亮はある僧侶と出会い、善行を積めば業を消せると説かれるが……。

芳泉文化財団協賛企画<映像研究表彰>  3作品

ラブポーション  世界初上映
Love Portion/日本/55分/2025年
監督:山田夏穂
学校の屋上で自殺しようとしていた美空はカップルの花と瑠奈に助けられ、友達になる。美空は優しい花に家庭の事情を打ち明けるが、瑠奈は二人の親密さに心が落ち着かなくなる。令和7年度映像(日本映画)<学部生対象>研究表彰奨励賞受賞作。

(c) Ayano Katamine 2024

ここに海をつくる
Painting Our Sea/日本/16分/2024年
監督:片峯綾乃
海を見たことがない小学1年生の由楽は、好きな黄色で海を描いた。まだ知らないことだらけの子供が生み出す創造性、知っていたことを忘れていく認知症を通して家族の愛を16mmフィルムで綴る。令和7年度映像(日本映画)<学部生対象>研究表彰奨励賞受賞作。

PEAK END
PEAK END/日本/120分/2025年
監督:シン・チェリン
そらはリンにLINEした。「リン今度さー、宇宙にジャムサンド飛ばさない?」
ソウルから京都にきたリン、沖縄から京都にきたそら、二人は大学で出会い、映画をつくる道を志した。令和7年度映像(日本映画)<学部生対象>研究表彰大賞受賞作。

第21回大阪アジアン映画祭のオープニング作品、クロージング作品、コンペティション部門などメインプログラムのラインナップは7月中旬より順次、発表いたします。

公式ウェブサイト https://oaff.jp  

【お問い合わせ】
大阪市総合コールセンター(なにわコール)TEL 06‐4301-7285(8時から21時まで)
大阪アジアン映画祭事務局 info@oaff.jp

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